流石に篠山紀信の作品だけあって児童ポルノとは程遠く、移ろう季節の中で思春期の栗山千明の奇跡的に美しい一瞬一瞬が切り取られている。しかし油断はできない。少女の持つエロスは甘美であるが、どこか後ろめたさを伴って危ういものである。巨匠バルテュスが描いた作品ですら児童ポルノの扱いを受けている昨今だから、いつ「神話少女」や、宮沢りえの「Santa Fe」が槍玉にあがり世のタブーとなるかもしれない。
なお「神話少女」と比較にならないが、6歳の小川範子を含んだ何人かの幼女ヌードが撮られた近藤昌良撮影の写真集「Little Angels 少女の詩」(世文社)というのがあり、自分は学生時代に所属クラブの女子部員が所有していたものを見せてもらったことがある。明らかに毛のない陰裂を見せているのが売りのようで、こちらは児童ポルノの指定を受けてもしかたがないと思える。
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