満州国の首都だった長春(旧・新京)において溥儀の住んだ皇宮、緝熙楼は偽満皇宮博物院として一般に開放されており、寝椅子に横たわって阿片を吸う婉容の蝋人形が展示されている(展示されていないときもあるらしい)。ここでは上の写真の姿がほぼ再現されている。
溥儀と婉容を世界に知らしめたのは、中国共産党の協力のもとで北京紫禁城で撮影されたベルナルド・ベルトルッチ監督作「ラストエンペラー」であろう。但し史実とは異なる創作も多く、婉容は阿片に溺れるとともに川島芳子との同性愛にも耽っていたことになっている。以下のような耽美的なシーンが創られている。阿片を吸う煙管が実際に比べて細過ぎるのにも注目。
婉容/文綉傳:中國末代皇后和皇妃
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