2020年2月9日日曜日

如来神掌

王羽(ジミー・ウォング)が主演した「獨臂拳王」(邦題「片腕ドラゴン」)と「血滴子」の登場する続編「独臂拳王大破血滴子」(邦題「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」)では、劇中で、後年ここからドラゴンボール「天下一武道会」の着想が得られたとも想像できる武術大会が開催されている。清朝雍正帝の結成した暗殺集団と考えられる西蔵からの喇嘛僧を始め、日本からの柔道家、琉球からの空手家、タイからのムエタイボクサー、朝鮮からの跆拳道の使い手などが続々と登場する。(あれ?跆拳道って確か松涛館空手をモディファイして朝鮮戦争時代に創られた新興武術だから、清代には存在しなかった筈であるが...) 中でも驚いたのは、両方に登場するインドのヨガの使い手で、初作では逆立ち姿勢から技を繰り出し、続編ではなんとストリートファイターのダルシムのように手が長く伸びるのであった。自分には、これがカンフー映画創成期の怪作「如來神掌」へのオマージュのように思えた。





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