2020年3月30日月曜日

李氏朝鮮がイスラム教風俗の起源?

李氏朝鮮の貴族階級である両班の妻は、儒教の教えにより外部の男性に顔を見せることを禁じられていたため、外出時には男性の視線から身を守るため「チャンゴ」と呼ばれる外衣を着用していた。これは20世紀初頭においても見られた風俗で、観光土産用の絵葉書にも取り上げられている。イスラム教徒の女性が同様の目的のために着用している「チャドル」(髪と全身を覆うが顔は露出している) や「ニカブ」とも酷似しているのが興味深い。

「チャンゴ」は両班階級に限られた風俗で、庶民階級において普及したものではない。面白いのは、庶民階級では同時期に、男児を産んだ証として屋外で乳房を露出誇示する、現在の価値観では破廉恥極まりなく感じられる風俗が存在していたことで、韓国人はこれを恥辱と感じるのか、このような風俗が存在した事実を頑なに否定する。

周知のように、近年、韓国人は日本に対して桜や剣道の起源が朝鮮半島にあることを主張しており、さらに大胆にも儒教やキリスト教の起源が韓国にあるとまで主張している。まるで地政学的に辺境に位置する韓国が世界史の中心にあるかのように。今後はイスラム教の風俗が朝鮮半島由来であると主張するかもしれない。






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